NVIDIA Control Panelの設定を最適化する

映像の綺麗さを重視するのか、FPS値が出る設定にするのかは、ゲームの種類と好みがあります。購入時のまま何も設定していない人は、ゲームプレイ環境を改善できる可能性がありますのでこれから紹介する設定を試してみてください。
尚、初期値では、グラボの性能を引き出すより、省電力・バランス優先の設定になっていることが多いようです。

1.「NVIDIAコントロールパネル」を開きます
デスクトップ上の何もアイコンが無い場所で右クリックし、[NVIDIAコントロールパネル]を開きます。
※色々と項目がありますが、上から順番に設定していきます。

2.「3D 設定の管理」を設定します
画面上の変更したい項目をクリックすると、選択肢が表示され、変更できます。
「グローバル設定」と「プログラム設定」の2種類ありますが、今回はグローバル設定で全てのソフトに反映させる設定を行います。
尚、「プログラム設定」は、個別のソフトごとに反映させる設定です。

「3D 設定の管理」で規定値から変える項目のみピックアップしました。
・OpenGLレンダリング GPU       :メインのグラボを選択   (一枚でも選択)
・テクスチャフィルタリング-クオリティ:ハイパフォーマンス    (グラボのレンダリング設定)
・低遅延モード            :ウルトラ         (フレームレートに影響を与えるのでウルトラ一択ですね)
・垂直同期              :オフ           (オフか高速か、ティアリングを抑えたいならオン)
・最大フレームレート         :使用モニタの最大値    (筆者使用モニタは165HzまでOK)
・電源管理モード           :パフォーマンス最大化を優先(カクつきを抑えてくれますが、消費電力・グラボへの負担は大きくなります)

3.「Surround、PhysXの設定」を設定します
「PhysX設定」で使用しているグラボを選択します。

4.「解像度の変更」を設定します
使用しているモニタで設定できる最大値のリフレッシュレートを選択します。

5.「デスクトップのサイズと位置の調整」を設定します
スケーリングモードを[全画面表示(U)]に変更し、スケーリングを実行するデバイスを[GPU]に変更します。(PCの負荷を減らす事ができます)


※2023/2/19追加情報
低遅延モードについて新たな情報を得ましたので内容の追加をします。

FPS値が上がるわけではありませんが、入力遅延を少なくする為に「低遅延モード」を「ウルトラ」設定にする事を勧めましたが条件があるようです。

機能としては、グラフィックボード(GPU)が映像をレンダリング(描画)する直前にゲームソフト側がフレームを渡してマウスやキーボードからの入力を遅延なくするもので「オン」と「オフ」のいいとこ取りが「ウルトラ」だったはずですが、NVIDIAの説明によると特に60~100fpsでレンダリングできているようなゲームタイトルで最も高い効果が得られるようです。

という事は、NVIDIAが示した範囲以上のFPS値が常に出るような場合であれば「ウルトラ」よりも「オフ」(既定値)のほうが良いという事になります。
又、最近、最小の遅延と、最高の反応速度を提供する「NVIDIA Reflex」が誕生した現在においては、NVIDIAコントロールパネルの「低遅延モード」を積極利用する意味はますます薄れていくのではないかと思われます。
尚、NVIDIAコントロールパネルの「低遅延モード」と「NVIDIA Reflex」の両機能を有効にした場合は、「NVIDIA Reflex」が優先されるようです。

尚、この設定は、強制するものではありません。必要な方のみ設定して下さい。
又、これにより生じたいかなる損害も負えませんのでご了承ください。

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