また、解説ホームページ上で「互換性の確認」するツールで対応するパソコンであればWindows10から無料でアップグレード可能との記述もあることから早速確認してみました。
※2021年後半に正式リリースされる予定となっていて、今後Insider Programのユーザーに対してプレビュー版が提供されるようです。
最小システム要件は下記の通り
CPU : 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC Memory : 4GB以上 RAM Storage : 64GB以上 Graphic : DirectX 12互換のグラフィックス/WDDM 2.x Display : 9-inch以上、HD解像度 (720p)※詳細はリンク先で確認して下さい。
Windows11 Home Editionの場合 Internet接続 : セットアップにはMicrosoftアカウントとインターネット接続が必要
尚、現在使用中のパソコンがWindows11へ無償アップグレード対象になっているかどうかを確認する為のソフト「互換性の確認」もダウンロード可能です。
※画面上の[今すぐチェック]をクリックすると確認出来ます。
実際にチェックしてみました
今回確認したパソコンは、MacBook(Early 2015)でbootcampでWindows10を使用しています。
一見条件を満たしているように思えますがどうでしょうか?
ハードスペック
CPU : Intel Core M 1.1 GHz(Core M-5Y31 2コア 4スレッド) Memory : 8GB RAM Storage : 256GB(SSD) Graphic : Intel HD Graphic 5300 Display : 12-inch(Retina) 2304x1440 pixel
確認結果
どうやらCPUがサポート外のようです。CPU対応リストは以下に載っています。
・Windows11 Supported Intel Processors
・Windows11 Supported AMD Processors
又、見落としがちなのがシステムファームウェアがUFEI搭載でセキュアブート有効である事に加えTrusted Platform Module(TPM 2.0)が必要となる為、BIOSで無効化されている場合は有効化する必要があります。有効に出来ない場合は現状アップグレードは不可能のようです。
今回確認したMacBookは、この機能(TPM 2.0)が対応出来ない為、アップグレードは、ほぼ不可能のようです。
機種によってはBIOSから有効に出来るものもあるようなので確認して下さい。
Intelの「PTT」またはAMDの「PSPfTPM」をBIOSオプションで有効にします。
・TPMに関する説明(参考までにASUSなどのマザーボードでは)
[Discrete TPM]:「デフォルト」専用の独立したTPMモジュール(別ハード)を利用
[Firmware TPM]:「TPM 2.0」 Intel PTTを利用
となっているようです。
個人的な感想
Windows10に比べて最低システム要件や対応ハードの条件が厳しく新しいタイプパソコンを対象にしている事から今後この条件が緩和される事を期待したいと思います。
現状では、古いCPU搭載モデルやTPM2.0が対応していないパソコン(BootCampでのMacBook)も含めてWindows11へのアップグレードは、ほぼ不可能となっている為、Microsoftに何とかしてもらえる事を期待したいと思います。
追加情報
CPUがサポートされていない場合、警告を表示しますが、インストールは出来るようです。また、TPSも1.2以降対応でUEFIセキュアブートが必要です。
これはマルウェアやランサムウェアに対する保護をするのに役立ちます。これにより、Windows11はこれまで以上に安全なシステムになるようです。
2021/08/15 追加情報
筆者が使用しているマザーボード(PRIME B450M-A)メーカー(ASUS)でBIOSをUpdateする事で正式にWindows11が対応するようです。
他のメーカーでも対応しているかもしれないので気になる方は確認しても良いかもしれません。
注、今回紹介した内容が何かのお役に立てれば幸いですが、あくまでも自己責任の範囲でお願いします。
又、これにより、生じたいかなる損害も負えませんのでご了承ください。
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