ティアリング(Tearing)やスタッタリング(stuttering)を改善する方法(NVIDIAグラボ限定)

ゲームをしていると映像が途中で左右に引き裂かれたようになったり、1枚の画像の中に複数のフレームが描画されてしまう現象:ティアリング(Tearing)や映像が途中でカクッカクッと一瞬止まったようになる現象:スタッタリング(stuttering)を発生する事があります。 そんな場合、ゲーム側やグラボ側の設定で垂直同期(VSync)を「オン」にして映像のズレやカクツキを無くするのが一般的な対処法だと思いますが、その代償としてゲームFPS値が低下して入力操作に対する「遅延」が生じやすくなる為、反射力が勝敗を決めるようなゲームでは垂直同期(VSync)を切る「オフ」にするのがゲーマー(特にFPSゲーマー)の常識になっています。これによりティアリング(Tearing)やスタッタリング(stuttering)が発生してもゲームに負けるよりはマシという事で目をつむる人も多いと思います。
今では機械的にゲーム側のリフレッシュに合わせてフレームレートを最大化させつつ、画面のティアリングやカクつきを無くし、入力遅延も軽減する仕組みがあります。
代表的なものとしては、AMDの「FreeSync」やNVIDIAの「G-Sync」などが有名ですが環境をそろえるのにそれなりの費用が掛かる為、普通の人にはハードルが高いと言えます。

今回は、NVIDIAのグラボを使用している人であれば費用をかけず勝手に導入されている「NVIDIAコントロールパネル」を使用してこの問題を改善したいと思います。

1.デスクトップの画面でマウス右クリックして「NVIDIAコントロールパネル」を起動


2.[3D設定]-[3D設定の管理]-[グローバル設定]で[垂直同期]を選択
使用しているグラフィックボードにより最適な項目を選択して下さい。


・「適応」:Adaptive VSync ----- GTX600番台(Maxwell)使用の場合
 「適応(ハーフリフレッシュレート)」
※高FPSの時には垂直同期(VSync)を「オン」にしてテアリングを解消し、FPSがリフレッシュレートを下回った場合は、垂直同期(VSync)を「オフ」にしてスタッタリングを解消します(自動切替でFPS低下を防ぎます)

・「高速」:Fast Sync -------- GTX1000番台(Pascal)以上を使用の場合
※ゲームエンジンには垂直同期(VSync)を「オフ」に認識させ、グラボ内(GPU側)ではディスプレイ(モニタ)の最大リフレッシュレートで描画します。(垂直同期(VSync)が「オフ」なのにテアリングを抑えて低レイテンシを実現します)

3.内容が変更されると「適用」ボタンが出現しますのでそれを押して設定完了です

後は、良きPCゲームライフを楽しんで下さい!!

尚、この改善方法はかなり特殊な作業になりますのであくまでも自己責任でお願いします。
又、これにより、生じたいかなる損害も負えませんのでご了承ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿